日本旅館協会北海道支部連合会は2月10日、会員旅館を対象に実施している宿泊実績調査の2020年1月の結果をまとめた=表。前年同月の実績に比べて宿泊人員は5.8%減、売り上げは0.3%増となった。
北海道内の主な温泉地、観光地14地区に所在する103軒が回答した。
国内客の宿泊人員は8.2%減。前年には北海道胆振東部地震に伴い「ふっこう割」が実施されており、一部に反動があるとみられる。
訪日客の宿泊人員は0.5%減。中国の春節休暇が1月24日からだったが、新型コロナウイルスによる感染症の影響で、地域、施設によっては宿泊キャンセルが多発した。
地区別の宿泊人員の前年同月比では、定山渓温泉・小金湯温泉が7.6%減(うち訪日客28.5%減)、登別温泉・カルルス温泉が8.1%減(同3.1%増)、小樽・朝里川温泉・札幌・空知が5.1%減(同3.3%増)などとなった。